ほんねリサーチ


家庭の食費と工夫についてのアンケート

【家庭の食費、ぶっちゃけいくら?気になるアンケート結果を覗いてみよう!】
毎日の家のご飯、外食、テイクアウト…気づけばかなりの金額になっている「食費」。
今回は、皆さんが「家庭の食費」として一ヶ月にどれくらいの金額を把握・管理しているのか、気になるアンケートを実施。外食やテイクアウト、デリバリーもひっくるめて、一体みんなのお財布事情はどうなっているのだろうか?さっそく、その実態を覗いてみよう。

Q3:あなたが「家庭の食費」として把握・管理している1ヶ月の金額は、だいたいどのくらいですか?

■月の食費、ボリュームゾーンは3~7万円!

まずは、「Q3:あなたが「家庭の食費」として把握・管理している1ヶ月の金額は、だいたいどのくらいですか?」という質問。
回答は、3万円〜5万円未満」が34.3%と最も多く、回答者の約3人に1人がこの範囲に収まっている。次に多いのが「5万円〜7万円未満」(26.9%)。このあたりが一般的な家庭の食費のボリュームゾーンと言えそうだ。
さらに、「7万円以上」(21.1%)という回答も意外と多い印象。食事に力を入れている、家族の人数が多いなど、様々な背景があるのかもしれない。
一方、「2万円未満」は7.0%、「2万円〜3万円未満」は10.7%にとどまった。
このデータを見ると、一口に「家庭の食費」と言っても、かなり幅があることが分かる。
コメントでは、「国産や無添加・無農薬のものは高くて買えない」「栄養バランスを考えて買い物をすると食費がかさむ」など、買いたいものが買えないという悩みの声が散見された。

Q4:Q3で回答した家庭の1ヶ月あたりの食費は、昨年と比べて高くなっていますか。高くなっている方はどのくらい高くなっていますか?

■皆の家計の変化をチェック!

続いて、「Q4:Q3で回答した家庭の1ヶ月あたりの食費は、昨年と比べて高くなっていますか。高くなっている方はどのくらい高くなっていますか?」と質問。
これには、「昨年より5000円以上高くなった」(36.4%)と答えた方が最も多く、約3人に1人以上が、食費の大幅な増加を感じているようだ。これは、日々の買い物で実感する物価上昇が、しっかり家計に影響している表れといえるだろう。
次に多いのが、「昨年より3000円〜5000円くらい高くなった」(22.7%)という回答だ。この2つを合わせると、約6割(59.1%)の家庭で食費が上がっているという結果に。多くのご家庭が、食費のやりくりに頭を悩ませている状況がうかがえる。
一方で、「ほとんど変わらないと思う(プラスマイナス3000円以内くらい)」(16.5%)「昨年より5000円以上安くなった」(9.5%)、「昨年より3000円〜5000円くらい安くなった」が(4.5%)という回答もあった。物価上昇を受けて、家計の見直しや、食習慣の変化などが要因として考えられそうだ。中には、「食費を節約するための一番の対策は買い物に行く頻度を減らすことだ」という意見もあった。
そして、「食費について細かく把握をしていないので分からない」という回答も(10.3%)一定数あり、家計管理の第一歩として、まずは「見える化」することが大切だと改めて感じる結果となった。

Q7:食費を節約するために、あなたが工夫していることは何ですか?

■みんなの食費節約術、大公開!実践している工夫とは?

「Q7:食費を節約するために、あなたが工夫していることは何ですか?」という質問で、皆さんが実践している節約術を調査。
最も多く実践されている工夫は「食材を無駄なく使い切る」で、なんと74.8%の方が回答。これは、食費節約の基本中の基本であり、食品ロス削減にもつながる素晴らしい意識の高さと言えるだろう。
次に多いのが「特売品や割引品を狙って購入する」(70.7%)。やはり、日々のスーパーでの賢い選択が、家計に直結していることが分かる。また、「自炊の頻度を増やす」(58.7%)、「冷凍保存を積極的に活用する」(47.1%)、「外食やテイクアウトを控える」(47.5%)といった、内食を重視し、計画的に食材を管理する工夫も多く見られた。「ネットで節約レシピを探して献立を考えている」「惣菜の方が安いので組み合わせている」というコメントもあった。
さらに、「プライベートブランド(PB)商品を選ぶ」(49.6%)や、「マイボトル・マイバッグを持参する」(61.2%)など、具体的な行動で節約を図る姿勢もうかがえた。
意外にも少なかったのは「献立を事前に決めてから買い物に行く」(22.3%)という回答だ。計画的な買い物は無駄を減らす上で非常に有効だが、日々の忙しさの中で実践するのはなかなか難しいのかもしれない。

【総括】

現代の多くの家庭は、物価上昇の波を食費で実感しながらも、「無駄をなくす」「賢く買う」「自炊を増やす」といったアプローチで、積極的に家計を守ろうと工夫していることが分かった。今回のアンケートは、私たち自身の食費節約を考える上で、たくさんのヒントを与えてくれる結果となった。みんなの工夫を参考に、無理なく賢く食費を管理していこう。

以下の設問がございます。

回答者について
Q1:食材の購入場所として、普段利用しているところをすべてお選びください。
Q2:あなたが同居している家族として、あてはまる方を全てお選びください。(あなたからみた続柄で選んでください)
Q3:あなたが「家庭の食費」として把握・管理している1ヶ月の金額は、だいたいどのくらいですか?
Q4:Q3で回答した家庭の1ヶ月あたりの食費は、昨年と比べて高くなっていますか。高くなっている方はどのくらい高くなっていますか?
Q5:1ヶ月の食費のうち、外食・テイクアウト・デリバリーが占める割合はどのくらいですか?
Q6:現在の食費について、あなたは家計的にはどのように感じていますか。
Q7:食費を節約するために、あなたが工夫していることは何ですか?
Q8:食費の節約を考えた時に政府が実施している“備蓄米の放出”について、あなたは購入したいと思いますか。
Q9:食材を選ぶ際に、重視するポイントは何ですか?
Q10:食費に関して、日頃感じていることや、他にコメントがあれば自由にお書きください。

調査方法 インターネット調査
調査期間 2025年7月
回答者数 20代から70代(弊社WEB会員)242名
調査実施機関 株式会社キャリア・マム

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