主婦研ニュース
Femtech Tokyoで、月経や更年期などの最先端の技術を見てきました!
こんにちは! 主婦研ライターのsatomiです。
私たち女性にとって、体のリズムや年代ごとに起こる体の不調、特に女性特有の生理や更年期のサインは、見逃してはならないもの。これらとうまく付き合えるかどうかで、暮らしそのものが変わるといっても、過言ではありません。
女性特有の心身の悩みに特化した商品やサービスに関する展示会が実施されたことを、みなさんはご存じでしょうか。
今回は、主婦研ライターの私がみなさんにかわり、これらに特化した展示会に出向き、その様子をしっかり見てきました。
「Femtech Tokyo」についてのレポートを、ぜひご覧ください!
キャリア・マム取材班が「第1回 Femtech Tokyo」に行ってきました!
Femtech(フェムテック)とは、「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語。
生理や妊娠、更年期障害など、女性特有の悩みをテクノロジーで解決へと導く商品やサービスのことで、近年、女性を中心に注目を集めています。
なぜ、最近「フェムテック」への関心が高まっているのか。それは、女性の社会進出が一般的になったからです。
女性の働き方が大きく見直される中、女性の健康が社会に大きく影響していることも明らかになりました。
そのため、さまざまな企業や自治体が女性の生活をより良くするために、最新の技術を使って積極的にフェムテックの推進に取り組んでいるのです。
フェムテックを従業員への福利厚生として導入する企業は急増し、経済産業省では女性活躍と子育てとの両立が可能な社会を目指し、フェムテックを活用した働く女性の就業継続支援を行っています。
これまでタブー視されてきた女性特有の悩み。なんとなく他人に話しづらかったり、自分だけではないかと我慢したりしたこともSNSの発展によって共感が得られるようにもなりました。
フェムテックの活用によって、社会が大きく変わろうとしています。
今回、東京ビッグサイトで開催された「第1回 Femtech Tokyo」には、プレスとして来場しました。
日本最大の見本市主催会社、RX Japan株式会社が主催する女性のライフステージにおけるさまざまな健康課題を解決できるフェムテック企業が集結する見本市です。
早速、ご紹介していきます!
「第1回 Femtech Tokyo」会場の様子
会場では、女性のライフステージに合わせた「生理・月経」、「妊活・妊よう性」、「妊娠期・産後」、「プレ更年期・更年期」「全ての女性向け」のゾーンに分かれています。
フェムケア製品やサービスを発表するセミナー、無料体験会やデモや商談などが行われ、会場内は多くの来場者で大盛況。
コロナ禍で家にいる時間が長くなり、サロンに通うよりも自宅でセルフケアができる製品やサービスが多数展示されていたように感じます。
フェムケア製品を見て触ってサンプルを試して、自分に合うかどうかその場でチェックできるのが展示会のいいところ。
ホスピタリティにあふれる魅力的な出展社に終始興奮が収まりませんでした!
1.生理・月経ゾーン
インナーケア・アフターケア共に充実しており、女性が抱える生理に関する悩みに様々な角度からアプローチしてくれる最新アイテムに出会いました。
デリケートゾーンのニオイや不快感の解消をサポートするアイテムも豊富なラインナップが揃います。
これからは自分に合う生理用品を使う時代。ぜひこの機会に、ケア用品を見直し、アップデートしてみてはいかがでしょうか。
(株) MONA company
日本未発売の使い捨て月経ディスク「MOLARA」。衛生的かつ国内産の月経ディスクなので安心してトライできますね。
体内に装着してから最大12時間使用が可能なので、ナプキンやタンポンに比べ交換頻度が減るのが何よりも嬉しいです。その分、容量もしっかり。月経カップに比べ約2倍もあるというのは驚きです。
ナプキンと違いムレやかゆみ、不快感もなく、長時間ナプキンを変えられない時にも重宝します。
お風呂にもゆっくり浸かれるので、小さなお子さんと一緒にお風呂に入る時も安心です。
実際に手に取り、熱心にチェックする多くの来場者で賑わっていました。
クリニックフォア
予約から受診、処方までオンラインで完結するシームレスな医療を提供してくれるクリニックです。
オンライン診療で低用量ピルをはじめとした内用薬や外用薬の処方や、オンラインでHPV検査が受けられるので、ライフスタイルに合わせた診療を受けることができます。
オンライン診療なら自宅で簡単に、また院内感染や二次感染のリスクもなく安心ですね。
豊富な診療実績とノウハウで悩みをサポートしてくれます。
オフィシャルサイト:https://www.clinicfor.life/
2.プレ更年期・更年期ゾーン
全ての女性に訪れるといわれる更年期。女性ホルモンの減少による症状には個人差があるともいわれています。
なんだか不調、つらいと感じても、解決法が分からず我慢をしている方も多いのではないでしょうか。
まずは自分の体を知り、整えていくことが大切。悩みに寄り添い解決に導くフェムケア製品も、たくさん展示されていました。
TUMUYUI by シックスセンスラボ
東洋医学の考え方から生まれたフェムテックサプリメント「TUMUYUI」。
病気になる前の「未病」にフォーカスし、不調を改善するために開発されたサプリメントシリーズです。
疲れが取れない、目覚めが悪い、手足が冷える、など不調の度合いは人それぞれ。
セルフチェックで自分の状態を知り、それに合わせたサプリメントを提案してくれます。
誰だって、歳を重ねても毎日生き生きと生活したいですよね。
自分の体の変化を楽しみながら美しく生きる、全ての女性を応援してくれるフェムケア製品です。
ちなみに私はセルフチェックの結果、エネルギーを満たす「氣RIKI」のサンプルを頂きました!
オフィシャルサイト:https://www.sixthsenselab.jp/
CRÉVION
“リセットして自分のペースを取り戻す”をコンセプトに、品質を追求した自然由来の「オーガニックCBDオイル CBD38」を販売。
驚くのは、国内最高濃度CBD成分38%であり、世界で最も取得しづらいオーガニック認証であるUSDA認証のオーガニックヘンプ100%使用の高品質CBDオイルであること。
欧米の医療現場では、抗うつ作用、更年期症状緩和、睡眠導入、抗炎症作用などの実績が報告されているのだそうです。
更年期に訪れる心身の不調にトライしてみるのも、よいかもしれませんね。
使い方は、寝る前、舌下にほんの2滴垂らすだけ。サンプルをいただき試したところ、当日夜中目覚めることなく、朝までグッスリ眠れました!
オフィシャルサイト:https://resonusmd.com/
妊娠期・産後ゾーン
妊娠・出産は人生の一大イベント。うれしい反面、女性ホルモンのバランスが大きく変わり、身体的・心理的なケアが必要な時期でもあります。
産後は体力を回復させながら育児や家事を行うため、想像以上の体力、労力を費やしますね。
出産・育児期は、周囲に支えられながら、赤ちゃんの成長に喜び、愛くるしさに幸せをかみしめる時期であり、かつお母さんの健康あってこそ。スペシャルなケアで自分を労わってあげましょう。
エムスタイルジャパン (株)
100%天然アナツバメの巣を活用した健康食品、美容コスメブランド「BI-SU」(ビース)を展開。
“美しい巣=BI-SU(美巣)”から由来されるとおり、BI-SUのツバメの巣は、楊貴妃の美貌を支えた食材である希少な「白いツバメの巣」が原料です。
アナツバメの巣には、母体に必要な成分「シアル酸」が豊富に含まれており、ローヤルゼリーの200倍というのですから、驚きですね。中国では産前産後にツバメの巣を取り入れる文化があります。
可愛らしいギフトBOXは出産祝いにもおすすめ。至福のいたわりをプレゼントするのもよいかもしれません。
オフィシャルサイト:https://www.bi-su.jp/
産後ケアBOX紹介ページ:https://cart.bi-su.jp/PostpartumCare.html
4.妊活・妊よう性ゾーン
赤ちゃんを授かるために、クリニックで不妊治療をするのは一般的ですが、セルフでできる妊活があるのをご存知ですか?
基礎体温の計測や記録、生活習慣の改善や葉酸をとるなどしても上手くいかない、何から始めればよいか分からない、手軽にできる方法はないか、というときに、クリニックに通う前に試せる商品やサービスも出展されていました。
ベビーライフ研究所:パスクリエイト (株)
ベビ研商品を購入するともれなく付いてくる「妊活診断」では、二人にピッタリの妊活サポートアイテムが分かります。
中でも注目なのは、採取した精液をシリンジというキットを使って腟内に注入する「シリンジ法」です。
クリニックでも行われている安全な方法で、排卵日に合わせて性行為をすることなく、肉体的にも精神的にも負担が少なく始められるのがメリット。
忙しくてタイミングが合わない、苦手に感じるなどの理由で性交が難しいご夫婦のための新しい妊活スタイルです。
meeta公式サイト:https://babylife-lab.com/lp/meeta
5.すべての女性向けゾーン
幅広い年齢層に向けたフェムケア製品がラインナップされています。
PMSや更年期、自覚があっても上手く対処ができないとミスをしたり効率が下がったり、仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼします。実際に職場で困った経験がある方もいらっしゃるのでは?
働く女性の健康課題に真摯に向き合う多種多様な製品やサービスが印象的でした。
小林製薬 (株)
「命の母」、「フェミニーナ」、「サラサーティ」など、著名なアイテムが勢ぞろい。実際にお使いの方もいらっしゃることでしょう。
小林製薬のブースでは、ライフステージの変化に伴う女性特有の不調を紹介。それに合わせ、製薬会社独自のデータを元に開発されたフェムケア製品を提案・展示していました。
特にサラサーティの豊富なラインナップに驚きます。敏感肌用や大きめサイズ、2倍吸収やTバック用も!自分にピッタリのおりものシートを選べば、より快適に過ごせますね。
乳酸ジェルで膣内を清浄化する「サラサーティClean」は、生理の終わりかけやニオイが気になる時、膣内に直接入れてニオイの気になるおりものを洗浄するというアイテム。私も興味を持ちました。
私自身、ちょうど生理終わりのベストタイミングでしたので頂いたサンプルを試してみました。ノズルが細くて柔らかいので使いやすく、使った翌日にはスッキリ不快感が解消されました。もっと早く知りたかった!これは新しい習慣になりそうです。
オフィシャルサイト:https://www.kobayashi.co.jp/
cheri 温活よもぎ蒸し協会Ⓡ
温活に着目したフェムケア製品、お家で本格的にできる「よもぎ蒸し」です。
温活セラピストが監修する業界初の組立式よもぎ蒸しチェア「ナチュリア」や温活関連商品の販売をしています。
忙しくてサロンに通えなくても、自宅に一式セットが届くので、家にいながら温活できる手軽さが冷えに悩む女性にとって注目のアイテムですよね。
「温活美人プロジェクト®️」という、温活セラピスト養成講座も開講中なので興味のある方は参加してみるのもよいかもしれません。
よもぎ蒸しは、粘膜に蒸気をあてて温めるので、体の芯から温まり、持続性にも優れているのだとか。
冷え性の改善はもちろん、生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)、更年期障害など、女性特有の症状緩和に役立ちます。
会場ではバイタリティにあふれる代表の西村様を中心に、笑顔の輪が広がっていました。
「冷えで悩んでいる女性を助けたい」という想いから生まれた、新発想のチェアでした!
オフィシャルサイト:https://www.instagram.com/cheri331_1111/
感想
熱気にあふれる会場に、ただただ圧倒された、あっという間の一日でした。
SNSでフェムテックという言葉を知り、気にはなっていたのですがどう始めればよいか分からずにいましたが、魅力的なブースをあちこち回りながら、まるで自分事のように聞き入ってしまい、時間が足りないくらいと感じました。
実際に最新の製品や技術に触れると使ってみたいアイテムがありすぎて迷ってしまうほど。
フェムケアが進化したことで選択肢が増え、自分に合うもので改善できることが分かりました。
より多くの人に、働く女性の健康課題について知ってほしいと願います。
キャリアを諦めず、女性が働き続ける社会になればいいなと思いました。
こちらの展示会は、最終日は一般公開となっていました。
気になる方は、続く開催情報などもぜひ、チェックしてみてくださいね!