主婦研ニュース
こんな授乳室欲しかった!可動式ベビーケアルーム「mamaro2」
可動式ベビーケアルーム「mamaro2」って!?
小さなお子さんがいるママなら、外出時に、こんな悩みを1度は経験していると思います。
ズバリ・・・「授乳室がなーい!」もしくは、「おむつ替えスペースがなーい!」
親子で楽しくお出かけしていても、こんな時ホントに困りますよね。
そんな悩みを解決してくれるのが、可動式ベビーケアルーム「mamaro2」とのこと!
気になって、早速チェックしてきましたよ!
ベビーケアルーム「mamaro2」は、一見電話ボックスのような箱型のボックス。
この中に、たくさんの「!」が詰め込まれています。
① 個室!
よくある一般的な授乳室は、建物内の一室に設置されていて、カーテンで仕切られていたりしますよね。
「mamaro2」は個室になっており、しかも中からカギがかけられる、プライバシーに配慮された空間です。
「授乳室あるある」の、下の子の授乳をしているときに、上の子がカーテンを開けてしまうハプニングは起こらないのです、ありがたい。
さらに、男性用トイレにはおむつ交換台がないことも多いそうですし、一般的な授乳室だとパパが入りづらい雰囲気のところも多いですが、「mamaro2」は個室なのでパパにも使いやすい! これならパパも積極的に育児に参加できますね。もちろん、おじいちゃん、おばあちゃんとのお出かけでも使えます。
室内は、嬉しいことにベビーカーも一緒に入れるゆったり空間です。(余談ですが、1つ前のモデルは、ベビーカーは入れなかったそうです、企業努力に感謝・・・!)
② ベッドにもなるソファで、おむつ替えもOK!
入室したらすぐに目に入るソファは、広々としていて授乳がしやすい造り。ママが授乳の時に、隣にお兄ちゃんお姉ちゃんも一緒に座ることができます。また、このソファには秘密があり、背もたれを倒すと、「ベビーベッド」に早変わりします! おむつ替えがしやすいちょうどよい大きさで、ベルトもついているので安心です。
さらに驚くことに、このベビーベッドに赤ちゃんを寝かせると、赤ちゃんの体重測定ができちゃいます。体重データはアプリと連携していて、アプリをダウンロードしていればスマホで成長記録も管理できます。家庭用の体重計では赤ちゃんの体重管理は難しいですし、体重を測るためだけでも利用する価値あり!
その他に、すべての角を曲線処理したり、ライトカバーをシリコン素材にしたり安全面にも配慮。コンセントも装備されていて至れり尽くせりの仕様です。ちなみにコンセントを装備したのは、搾乳機の使用を想定しているからだそうですよ、とことんママ想いですね!
③ 室内の換気ファンで換気対策も万全!
「mamaro2」は箱型のボックス、でも電話ボックスと違って天井は密閉されておらず、換気が可能です。しかも室温環境や衛生環境を一定に保つために、室内に換気ファンも搭載されています。おむつ交換時の気になるニオイも短時間で入れ替わって、常に快適なベビーケア環境が保たれます。
④ 室内プロジェクターで、動画コンテンツをエンジョイ!
「mamaro2」内に設置されたプロジェクターでは、動画コンテンツの放映が予定されています。アニメコンテンツも準備中だそうなので、一緒に入室したお兄ちゃんやお姉ちゃんも飽きることなく待ってくれそう。ママやパパも赤ちゃんに集中してケアができますね!
⑤ タッチパネルモニターでコンテンツが楽しめる!
ソファ右側にあるタッチパネルモニターは、情報の玉手箱! 施設の情報や広告、店舗のお得情報などさまざまなコンテンツの閲覧ができます。授乳中は意外と手持ちぶさたになりますよね。座っているだけで役に立つ情報が手に入るなんて、本当に便利です。
⑥ 外にも工夫あり! 室外モニターで待ち時間のイライラを軽減
「mamaro2」の扉の外側にはLEDパネルがあり、スペースの利用状況だけでなく、室外で順番待ちをするママやパパに動画コンテンツなどを配信できるようになりました。これなら、待ち時間も有意義に過ごせそう。
ちなみに、「mamaro2」の利用時間は1回が20分くらいとされています。うっかり20分を過ぎてしまっても警告音が鳴ったりはしませんが、マナーを守ってお互い気持ちよく利用したいですね♪(長時間利用の場合、施設管理者にアラートが届き、使用者に適切な対応がされることになっているようです。)
⑦ 可動式、ということは、どこにでも置ける!
「mamaro2」のこのフォルム。何のためかというと・・・「どこにでも置ける」造りになっています。つまり、これまで授乳室がなかった建物にも、畳一畳分のスペースがあれば工事不要で1日で設置可能です。こんな便利なものは、世の中にどんどん広まってほしいー!
「mamaro2」が生まれるまで
「mamaro2」を開発したのは、ベンチャー企業のTrim株式会社。授乳室おむつ交換台の検索アプリ「Baby map(旧名称:ベビ★マ)」の開発・運営を行っている会社としても知られています。
Trim株式会社の理念には「すべてのお母さんを幸せにする」というものがあるそうです。CEOの長谷川裕介さんは28歳の時にお母さんを亡くされており、自分の親にできなくなってしまった「恩返し」をしたいと、世の中のお母さんを助けるサービスを行うTrim株式会社を創立されたとのこと・・・涙なしでは聞いていられないエピソードです・・・!
お出かけがもっと楽しくなる社会を目指して
ちょっと固いお話ですが、日本の2020年の出生率は1.34と、少子化の一途をたどっています。このままでは日本はどうなってしまうのか・・・!?
出生率を伸ばしていくためには、子育てをしやすい環境整備が大前提となり、さまざまな方面から子育てのサポートが必要です。
あるデータによると、赤ちゃんがいるママに対して、「赤ちゃん連れでの外出に不便を感じますか?」と聞いたところ、「とても感じる」が30%、「感じる」が61%とのこと。驚くことに、ほとんどすべてのママが不便を感じていたのです。そしてどんなことを不便に感じるかというと、「授乳できる場所がない」が59%、「赤ちゃんを落ち着かせる場所がない」が58%、「トイレで自分の用が足せない」が56%、「おむつ替えできる場所がない」が55%でした。 「mamaro2」は、これらの不便を少なくして、赤ちゃんとのお出かけを楽しい時間にしてくれる頼もしい存在。授乳やおむつ替えの不安なく楽しくお出かけすることができれば、今まで以上に楽しく育児をすることにつながります。楽しく育児をすることで、幸せな親子がたくさん増えたらいいな~と、願わずにいられません!
ちなみに私の子どもはもう小学生なので、私の子どもの赤ちゃん時代に「mamaro2」があったらもっとお出かけが楽しかったのになあ、あの頃苦労したもんな~涙涙、と、今赤ちゃんがいるパパママのことをうらやましく思いつつ、でもこれからの明るい日本を思ってちょっとほっこりしてしまう著者なのでした!